転職活動は年齢が上がれば上がるほど難しくなるのが一般的。
ところが、40代50代の中高年世代でも比較的転業しやすい業界があります。

それが介護業界です。
人手不足に悩む施設が多い介護業界では40代50代で未経験の人材であっても採用する施設が少なくありません。

また介護労働実態調査では介護職として働く人の平均年齢は45歳前後というデータもあり、この結果からも介護の現場では中高年が活躍していることが良くわかります。
それに介護施設を利用する高齢者にとっても20代30代の介護職員より40代50代の職員の方が世代が近く話しやすいので、高齢者とのコミュニケーションの為にも40代50代の職員は一定数必要なのです。

このように人手不足と高齢者とのコミュニケーション、2つの要因によって需要が存在するので40代50代でも転職すること自体は難しくありません。
ただし40代50代で介護業界未経験の人が転業する場合は相当の覚悟が必要です。

まず異業種から介護業界への未経験での転業ですから前職での経験は考慮されません。
また、給与は最低金額からスタートするので給与は低くなることを覚悟しなければなりません。

さらに介護の仕事は肉体的・精神的にもハードな上に入所型施設は夜勤も多いので中高年の体には負担が大きいです。
単に採用されやすいからという理由だけで選ぶと後悔する可能性があるので、介護の仕事は厳しいものだと理解した上で転職活動に臨む必要があります。